日本では二日酔いやアルコール性肝障害の改善にウコンがよく飲まれています。アルコール飲酒によって肝機能に及ぼす影響で、最も大きい問題がアセトアルデヒドという毒素です。クルクミノイドは体内の酵素と一緒に肝機能を高め、肝内でグルタチオンという酵素を高め、アセトアルデヒドという毒素の解毒を速やかにしてくれています。
このようにクルクミノイドの摂取で、アルコールの分解、解毒を早めることに効果があることはすでによく知られたことですが、アメリカでの実証実験で、クルクミノイドを摂取すると胆汁の分泌量を大幅に増やすことができるという事実は、日本においてあまり知られていないようです。
胆汁は中性脂肪を材料として使用するため、多く作られればその分、肝臓内の脂肪を減らすことができ、肝臓の機能もより活発化させることができます。そして胆汁の分泌がスムーズであれば、小腸からの栄養素の吸収はもちろん、栄養素の代謝や有害物質の分解、解毒、エネルギー源の貯蔵等さまざまな働きがスムーズに行うことができます。
その結果、各組織が必要としている栄養分を含んだ血液を身体の隅々まで配り、免疫力を高め、病気になりにくい健康な身体づくりにとても効果的です。 |