ターメリック、またはその有効成分クルクミンが、肥満と糖尿病の予防と改善に有効である可能性がコロンビア大学医療センター・ナオミベリー糖尿病センター内分泌研究の科学者らによって成果が発表されています。
ターメリックで治療処理されたマウスに高脂肪、高カロリーの餌を与えたにもかかわらず、体重が減り、グルコースとインスリン負荷テストに基づいて2型糖尿病マウスが、大幅に脂肪組織およびコントロールと比較して肝臓の炎症が減少し、糖尿病を発症しにくくなることを科学的な観察で測定した。
炎症は多くの病気で重要な役割をしています。肥満は成人後に発症する 2型糖尿病の主要なリスク要素で、炎症は、肥満と 2型糖尿病の両方にかかわると考えられています。
彼らは、ターメリックの主成分であるクルクミンの抗炎症作用、抗酸化作用によってインスリン抵抗性を減少させることが、これらのマウスにおける肥満によって誘発された炎症反応を鈍らせて、2型糖尿病を発症しないようにすると推測しています。
研究者は、2つの異なるマウスモデルに高用量のクルクミンの餌でテストを行った、肥満と2型糖尿病タイプ、高脂肪食給餌雄マウスやレプチン欠損肥満雌マウスを、低脂肪食のやせた野生型マウスがコントロールとして使用されます。
ヘモグロビンA1c による血糖値の長期の状態や、糖負荷試験やインスリン負荷試験の結果に基づいて、ターメリックを与えたマウスは、 2 型糖尿病をあまり発症しないようです。クルクミンの摂取は、カロリーの摂取量が多いにも関わらず、小さいが重要な体重と脂肪の減少に関係しています。これは身体組成に有益な影響を及ぼすことを表しています。
肥満に関連づけられている炎症は、体中の脂肪組織のマクロファージと呼ばれる免疫細胞の存在する部分に起因するとナオミベリー糖尿病センターの研究者によって数年前に示された。
これらの細胞が”サイトカイン“分子を生成し、筋肉や肝臓でインスリン抵抗性を増加させながら心臓といった臓器などやすい臓のランゲルハウス島に炎症を引き起こす可能性がある。これら細胞の数と活性をターメリック、または類似した作用を持つ薬剤によって、肥満による悪影響の部分を削減する可能性があると考えています。
研究者は、ターメリックを糖尿病の予防及び糖尿病治療として摂取する場合の1日当たりの摂取量は非実用的ですが、自然で安全な治療として、従来の療法をうまく補完するかもしれないし、クルクミンの吸収や効果を増加させる方法が見つかれば、糖尿病の新しい治療法に役立つとしています。
タイムリーなことに黒コショウに含まれるピペリンという成分が、ターメリックのクルクミン及びそのクルクミン類縁体の体内吸収と効果を飛躍的に高めることが、乳癌を克服したスクール心理カウンセラーのバーバラ(Barbara
is a school psychologist)女史によって「黒胡椒の物質は、養分の吸収を2000パーセント増加させる。」というタイトルで「NaturalNews」に記載されています。
出典
「NaturalNews」Curcumin news, articles and information
「Turmeric Shows Promise in Combating Diabetes and Obesity」
「Study Shows Turmeric May Prevent Type 2 Diabetes」