一般的には、これらの物質がガンを発症させる起爆剤といわれていますが、さらに怖いことに私たちの食生活で、日常的に摂取している野菜や肉類からも発ガン物質といわれている「ニトロソアミン」という物質が作られているということです。
これらのイニシエーターといわれる人間の生命活動を脅かす細菌、ウイルスなどの病原菌や有害な物質が体内に侵入すると大量の活性酸素が増産されて分解してくれます。
しかし、活性酸素が増え過ぎてしまうと余分な活性酸素が正常細胞の遺伝子を傷つけ、細胞膜の脂肪成分に働いて過酸化資質をつくり、細胞をガン化させていきます。
このようにガン細胞の芽は日常的に発生しているにもかかわらず、私たちには持って生まれた免疫防衛システムが備わっているため、細胞のガン化を防いでくれています。
ところが、繰り返し活性酸素に攻撃されると、抗酸化酵素の量が少なくなったり、はたらきが弱くなったりして細胞がどんどん酸化していってしまいます。これがプロモーターと呼ばれる発ガン促進物質によって更なる活性酸素の攻撃を受けてしまい、ガン細胞の塊となって、立派な癌(ガン)に成長していきます。 |